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基本法律用語の解説

債権・債務とは?

債務整理とは,文字どおり,債務(債権)を整理するという意味です。ここでは,債権・債務とは何かについて,東京 多摩 立川の弁護士がご説明いたします。

債権・債務とは

債務整理とは,債務を整理して多重債務状態から債務者を救済するという法的な手続の総称のことをいいますが,そもそもここでいう「債務」とは何かについて知っておく必要があるでしょう。

まず,「債務」とは,特定の人に対して何らかの行為や給付をしなければならない法的義務のことをいいます。そして,この債務を負担する人のことを「債務者」といいます。

他方,「債権」とは,特定の人に対して何らかの行為や給付をするように請求する法的権利のことをいいます。この債権を持つ権利者のことを「債権者」といいます。

特定の人に対する行為も問題となってきますから,債権・債務という場合には,目的が金銭の給付であるとは限りません。何らかの行為をしてもらう権利や義務も,債権・債務に当たるということになります。

例えば,雇用契約ですと,労働者は使用者に対して労務を提供するという債務を負うことになりますし,請負契約であれば,請負人は注文者に対して仕事を完成させるという債務を負うことになります。

いずれも,金銭の給付ではありませんが,やはり債務です。

もちろん,金銭を給付する(支払う)ことも債務です。金銭の給付を目的とする債権や債務のことを,特に「金銭債権」「金銭債務」と呼ぶことがあります。

借金の場合の債権・債務関係

借金をするということは,法的にいうと,金銭消費貸借契約に基づいて金銭の交付を受けるということです。

金銭の交付を受けた場合,金銭を借りた側の人(借主)は,金銭を貸した側の人(貸主)に対し,その金銭と同額の金銭(利息を支払うという約束があれば利息も含めた金額)を返済しなければならないという法的義務を負うことになります。

つまり,借金の場合,借主は借金を返すという債務(貸金返還債務)を負い,貸主は貸金の返済を受けるという債権(貸金債権)を取得するということになるのです。

利息を支払うという旨の約定(利息契約)があれば,さらに,借主は利息支払債務を負い,貸主は利息債権を取得するということになります。

>> 金銭消費貸借契約とは?

債務整理における債権・債務

ところで,債務整理とは,前記のとおり,債務を整理して多重債務状態からの救済を目的とする手続ですが,ここでいう債務は,金銭債務を対象としています。

特に,クレジット会社やサラ金からの借金債務が中心となります。そのため,債務整理の対象となる借金問題のことを「クレサラ事件」や「サラクレ事件」などと呼ぶ場合もあります。

また,債務整理をする場合には,すでに複数の貸金業者から借入れをしている状態になっていることが多いことから,そのような状況のことを「多重債務」と呼ぶこともあります。

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