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基本法律用語の解説

法定利率・約定利率とは?

利息の利率には,法律上定められている法定利率と,当事者間の合意によって決められる約定利率があります。ここでは,この法定利率と約定利率についてご説明いたします。

利息の利率

元本債務に利息が付けられる場合,その利息は,一定期間を区切って,元本債権に対する一定割合という形で決められることになります。例えば,年〇〇パーセントとか,月○○パーセントの割合という形で定められています。

この利息を算定するための割合のことを「利率」といいます。

この利率には,法定利率と約定利率があります。法定利率とは,法律によって利率が決められている場合のことをいい,約定利率とは,当事者間の合意によって利率を決める場合のことをいいます。

なお,この法定利率や約定利率というものに似た法律用語として,法定利息と約定利息というものがあります。

よく「法定利息・約定利息」の区分と,「法定利率・約定利率」の区分の問題を混同している例が見られますが,法定利息・約定利息というのは,そもそも利息がどのような原因で発生するかどうかという問題に関する区分のことですので,利息が発生することを前提としてその利息の利率はどのように定められるのかという法定利率・約定利率とは次元が異なる問題です。

>> 利率とは?

法定利率

前記のとおり,法律で定められた利率のことを法定利率といいます。

法定利息は,基本的に法定利率となります。また,約定利息であっても,約定利率を定めておかなかった場合には,やはり法定利率が適用されることになります。

法定利率は,基本的に,民法に規定された年5パーセントの割合が適用されます。この民法で規定されている基本的な利率のことを,民事法定利率といいます。

もっとも,法定利率にはさまざまなものがあります。民事法定利率だけではありません。債権の種類等によって,特別な法定利率があります。

例えば,商取引については,年6パーセントの割合による利率が適用されます。これを商事法定利率といいます。

約定利率

前記のとおり,当事者間で定められた利率のことを約定利率といいます。

約定利率をどの程度にするのかについては,基本的に当事者の自由です。したがって,当事者間で合意すれば,どのくらいの利率にしてもよいのが原則となります。

もっとも,あまりに過大な利率とすると,当事者間の公平を害する場合があります。特に,借金の場合には,貸主と借主には力の差があるため,すべて当事者の自由に委ねてしまうと,借主が暴利をむさぼられるという危険性があります。

そこで,借金の利息の利率については,利息制限法によって制限が設けられています。この利息制限法の制限利率を超える利率を定めたとしても,その制限超過部分は絶対的に無効となります。

また,法定利率が定められている債務について約定利率を定めた場合には,約定利率が優先されることになります。

借金の場合

金銭消費貸借契約に基づく貸金債務(借金)は,原則として無利息ですが,約定利息が設けられているのが通常です。そして,この場合,約定利率も一緒に決められているでしょう。

ただし,前記のとおり,借金の利息の利率は,利息制限法によって制限されています。その範囲内でのみ有効となります。

過払い金の場合には,借金をした時点で過払いが発生するなど想定していないでしょうから,約定利率が定められないのが通常でしょう。したがって,仮に過払いが発生した場合,貸金業者が悪意の受益者であったとしても,過払い金の利息は,法定利率によって算定されることになります。

この過払金の利息の利率には,年5パーセントの民事法定利率が適用されるというのが最高裁判所の判例です。

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